海外旅行の際には通信環境について考える必要があります。
国内のsimのまま海外ローミングで通信するとかなり高額になるので、コストを抑えるにはwifiレンタルや現地でsimを購入するといった手段が取られますが、そのような手間なく低コストで海外での通信を行う方法があります。
それは、タイの通信会社AISが販売している「SIM2Fly」を利用するもの。
SIM2Flyでは海外ローミング用の通信プランがいくつか販売されており、プランによっては世界70ヶ国以上で利用することができます。
海外旅行によく人の間で最近話題になってきていますが、自分もこのGWで始めて利用してみて非常に便利に感じました。
目次
海外旅行に便利なAISのSIM2Fly
AISはタイの通信大手企業です。ちょうどタイ版NTTドコモ的な位置づけの企業になるのかなと思います。
空港に行くと現地の通信事業者がプリペイドSIMの販売ブースを設けていますが、バンコクの空港などでもAISのSIM販売ブースはいくつもあり、現地でお世話になる人も多いかと思います。
そんなAISですが、プリペイドSIMである「SIM2Fly」という商品が日本のネット通販で購入することができます。
日本でSIMを入れ替えてからそのまま海外旅行に行くことができるので、普段使っているSIMは自宅に置いたまま旅行に行くことができ非常に便利です!
SIM2Flyの基本スペック
AISのSIM2Flyの基本スペックをまとめてみます。(2019年5月時点)
AIS SIM2Flyスペック概要
- 対応国:70ヵ国以上
- 通信速度:4G
- 通信容量:プラン次第 (アジア周遊は8日間4GB、グローバルは15日間4GBなど)
- SIMサイズ:全サイズ (通常・micro・nano) 対応可能
- 日本語マニュアル付き
- Amazonなど主要ECサイトで購入可能
主に使われるであろう「アジア周遊プリペイドSIM」と「グローバルプリペイドSIM」など複数プランが各種ECサイトから購入することができます。
注意点としては本来はタイ人が海外旅行に行く際に利用することを想定した商品のため、タイの通信プランは別となっています。
タイ+他の国を周ることを計画する場合には必要に応じて、追加のデータパッケージ購入も検討する必要があります。
(※自分は2019年4月に購入しましたが、その際にはタイ国内で利用可能なプランが1GB付与されていました。公式ページでは500MBとあるのですが謎ですw)
追加データパッケージは「my AIS」というアプリとLINE Payを利用することで購入することができます。(気が向いたら後日こちらも記事にします)
SIM2Flyの使い方
まずは海外旅行に出かけるまでに、SIM2FlyをAmazonなどで購入します。
プリペイドの通信プランの日数を考慮しつつ旅行に出かけるまでにSIMロック解除済みのスマホにSIM2Flyをセットし、各種設定を進めます。
SIMの初期設定の大まかな流れは下記の通り。
- SIM2Flyをスマホに入れる
- ローミング設定をオンにする
- AISからSMSが届き、SoftBankの電波を掴めば設定完了
非常に簡単ですね。
SoftBankの電波が確認できたらそのまま空港に持っていきましょう。現地に到着しても飛行機が着陸したその場から通信を開始できるので、とても便利です!
プリペイドプランのデータ残量や追加のデータ購入は「my AIS」というアプリを利用することで、確認できます。
SIM2Flyの電話番号をログイン画面に入れることでアプリを利用することができます。
格安SIMユーザーはAPN構成プロファイル削除が必要みたい
注意点としては日本での普段使いに格安SIM (MVNO)を使用している場合には、格安SIMのAPN構成プロファイルを削除しないとSIM2Flyの通信と競合してしまい、うまく繋がらなくなるようです。
iPhoneの場合には「設定→一般→プロファイル→プロファイルの削除」でAPN構成プロファイルが削除できます。
海外旅行を終えて日本に帰ってきた際には、再度格安SIMのAPN構成プロファイルをインストールし直すのを忘れないようにしましょう。
まとめ
海外旅行の通信環境を大幅に改善できるAISの「SIM2Fly」についてまとめてみました。
1週間強複数国で4GBの通信ができてアジア周遊であれば1,000円強、グローバルでも3,000円強なので、Wifiレンタルや日本SIMの海外ローミングと比較するとコストパフォーマンスは圧倒的です!
日本でSIMを入れ替えてから海外旅行に出かけることができるので、現地でのSIM手続きが不要な点も大きな魅力かと思います。
これからの海外旅行ではSIM2Flyに大いにお世話になることになりそうです。