経済的自由を達成するということで、資産を増やすことがゴールとなるわけですが、資産運用の公式として下記の式がよく挙げられます。
資産 = (収入ー支出) + (資産×運用利回り)
確かこれが書かれていたのは作家の橘玲さんの本だったかと思うのですが、とてもシンプルにまとめられています。
すなわち資産形成にあたっては
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
の3通りの方法が考えられ、このうち個人がコントロールできてすぐに実践可能なのが
2. 支出を減らす
だと思います。ズバリ節約ですね!
資産形成において初期には非常に重要となる節約についてまとめてみます。
目次
無理なく節約
節約のコツは無理をしないこと。
よく使わない電化製品のコンセントは抜きましょうなどといった節約術を語る本などがありますが、正直めんどくさいですw
長続きしない上に節約効果もとぼしいのでストレスにしかならないでしょう。
節約を長続きさせるには、自分のライフスタイル上無理のない範囲で習慣化できるものから出費を削減していくことです。
節約する上で重要な観点は
- 固定費の削減を検討する
- 自分に不要なものを考える
- 強制的に貯金する
固定費の削減を検討する
無理せず節約と言いつつも、人生で大きくのしかかる固定費については真っ先に削減可能性を検討すべきです。
代表的なものが下記3つですね。
- マイホーム
- 自動車
- 生命保険
マイホームや自動車については資産に見合わないローンを組んで購入した場合には毎月のキャッシュフローが大幅に悪化する上、多額の負債を抱えながら生活を送るという精神衛生上よくない日々を送ることになります・・・
自分に不要なものを考える
自分にとって本当に必要なものは何かを考えるのも節約する上では重要です。
会社員の場合には付き合いでの飲み会などが多いかと思いますが、毎週末のように飲みに行くのは金銭負担的になかなかきついです。
しかも話題も乏しく、会社の愚痴ばかりになりがちで生産性の低い時間を過ごすことになるので、本当に参加する意義があるのかは考えてみても良いかと思います。
そのほか食事についても普段はあまり贅沢せず、1日の食費額に目安をつけたり、つい購入しがちなお茶・コーヒー(ラテマネーと呼ばれたりします)を買わないようにするなども有効です。
上記ばかりだとただのけち臭い人間ですが、お金を使うべきと考えるものには惜しまずお金をかけるべきです。
具体的には自分の見識を広めるような経験であったり、所有することで資産となるようなものはお金をかけるべきだと思います。
自分の場合は旅行や読書ですね。これらは自分の見識を広め、豊かな人生を送る上では非常に重要であると考えています。
強制的に貯金する
口座にお金が残っているとつい使ってしまいがちな人は給料を貯蓄用の口座に天引きしてしまうのも有効です。
毎月の給料のうち、一定額を証券口座等に入金し、残ったお金で生活するようにすることで、無駄使いを防ぐことができます。
節約を通じて浮いたお金で投資
節約生活を続けることで、毎月の給料やその他収入を貯金として残していき、その一部を株などの資産に投下していきます。
株は配当金という形で投下した資産額に応じてキャッシュをもたらしてくれるので、節約を通じて毎月投資を繰り返して行くことで資産からのキャッシュフローを増大していくことができます。
節約は習慣化するまでは苦痛を感じる部分もあるかもしれませんが、ひとたび慣れてしまえば日々の生活にゆとりができ、資産形成の初期段階をスムーズに進めていくことができます。