海外旅行を趣味にされている方はたくさんいるかと思いますが、その際に強い味方となるのが、航空会社の上級会員資格です。
日本のキャリアであるJALやANAにもこれら上級会員資格が存在し、一定条件を満たすことで取得できます。
さらにJALやANAでは上級会員資格を維持するためのクレジットカードが存在し、
- JALではJCG (JALグローバルクラブ)
- ANAではSFC (スーパーフライヤーズカード)
と呼ばれています。
昨今ではこれら上級会員資格カードの知名度も上がり、カード取得のために特に用事もないのに飛行機に乗りまくる「修行」も市民権を得てきているように思いますw
僕は2016年にSFC修行を行い、無事取得しました。2017年ではSFCのメリットを十分に享受しながら旅行を楽しむことができ、これはもうなくてはならない存在となってきています。
ここではそんなSFCのメリットについてまとめてみたいと思います。
目次
ANA スーパーフライヤーズカード (SFC)とは
ANA SFCはANAの飛行機に搭乗し続け、一定条件を満たすことにより取得できるクレジットカードになります。
ANAでは特典航空券の所得などに使用できるマイルとは別にプレミアムポイント (PPと略される)というものが存在し、飛行機に搭乗するたびにマイルのほかPPも積算される仕組みとなっています。
このPPは上級会員資格の判定に使用されるポイントで、毎年1月~12月のPP合計に応じて翌年の上級会員ステータスが付与されます。
- 年間30,000 PP獲得 :ブロンズ会員
- 年間50,000 PP獲得 :プラチナ会員
- 年間100,000 PP獲得:ダイヤモンド会員
通常上級会員資格は1年間のみ有効ですが、プラチナ会員以上となった場合にはSFCの申し込み権利が与えられ、SFCを取得・維持することでプラチナ会員資格を半永久的に維持することができるようになります。
SFCにより得られる特典
SFC取得により得られる特典は多数ありますが、下記にあげたものが代表的でしょうか
- ANAおよびスターアライアンス加盟航空会社のラウンジ
- 優先チェックイン
- 優先搭乗
- 優先預け入れ荷物受け取り
- プレミアムエコノミー席への無料アップグレード
- 特典航空券の優先予約
- ボーナスマイルの付与
- IHG ANAホテルグループの優待
ここではそんな特典の一部を紹介したいと思います。
ANAおよびスターアライアンス加盟航空会社のラウンジ
SFCの目玉といってよいのがこのラウンジ使用権利です。
通常では国際線ではプレミアムエコノミー席以上のクラス、国内線ではプレミアムクラスの搭乗車にのみ解放されているラウンジですが、SFC会員であればエコノミー席を利用する場合でも使用することができます。
またANAだけでなく、ANAが加盟する世界最大の航空会社アライアンスのスターアライアンス加盟航空会社を利用した場合でも上級会員の特典を受けることができ、これら航空会社のラウンジも使用できます。
アジア地域でも多数の航空会社が加盟しており、台湾のエバー航空やタイのタイ国際航空、シンガポールのシンガポール航空などアジア圏での旅行で多いに効力を発揮します。
ラウンジの中はこんな感じ
成田空港のANAラウンジ
台北 桃園国際空港のEVA航空ラウンジ
タイ スワンナプーム国際空港のタイ航空ラウンジ
ラウンジ内は無料の飲食コーナーと電源のある椅子が多数置かれており、搭乗までの時間を有意義に過ごすことができます。
優先チェックイン
日本から出国するのは大概長期休暇がとれるGWや夏休み、年末年始となりますが、この時期はどの空港も旅行客でごった返しており、航空会社のチェックインカウンターには長蛇の列ができています。
エコノミークラスのチェックインには30分待ちなどもざら・・・これでは出国前に一気に疲れてしまいますし、チェックイン時間を考慮した早め早めの移動が必要など若干のストレスになります。
昨年の年末年始ではタイへ旅行しましたが、日本の出発カウンターは長蛇の列。
エコノミークラスのチェックインには30分は待たなければいけないような状況でした・・・
自分はSFC会員となっていたので、ビジネスクラスのチェックインカウンターを使用できたため、ほぼ並ばずにチェックイン・荷物預け入れが可能に。
またSFC会員はチェックインのみならず、搭乗や預け入れ荷物の受け取りも優先権が得られ、ストレスフリーな移動が可能です。
SFCの維持コスト
SFCはブランドやカードクラスにより複数のカードが出ております。
そんな中自分はもっともコストパフォーマンスが優れていると言われるANA VISA ゴールドカードを使用しています。
ANA VISA ゴールドカードのSFCは年会費が16,200円かかるのですが、
マイ・ペイすリボとWEB明細サービスを利用することで、年会費が10,500円にまで割引となります。
マイ・ペイすリボはリボ払いなのでできれば利用したくないという方が多いかもしれませんが、一定額を超えた分がリボ払いになるというサービスのため、リボ払い開始となる金額を自分が月に使用する金額以上にすることで通常の1回払いとして割引を受けることが可能です。
またシェアNo. 1のVISAカードなので世界中どこでも使える上、ゴールドカードのためマイル移行手数料も無料となっています。
以上、SFCの特典のほんの一部のご紹介でした。
年会費10,000円ちょっとを払い続けることで半永久的にANA上級会員資格が得られるため、若ければ若いほどサービスを楽しめます。
旅行好きな方は検討してみてはいかがでしょうか。