今週はアメリカのダウ平均の暴落による世界的な株安もあり、日本株も大幅に下落しました。
もちろん自分の持ち株も被弾し、評価額で給料1ヶ月分近くの下落となっています・・・株辛いw
中長期で投資するのであれば、このような大幅な株価下落は安値で仕込むチャンスでもあるので、銘柄を厳選しながらうまく立ち回っていくたいものです。
株では決算期と銘柄によっては決算中間時点(3月決算企業では9月)に権利確定日を迎え、権利確定日に株を保有したままだと配当金や株主優待がもらえるという仕組みですが、一般的に権利確定日をまたぐと株価は下落します。
権利確定日の直前に銘柄を購入するとすぐに下落してしまうので、配当や株主優待を得ることを目的とするなら、権利確定日の3ヶ月前くらいから仕込むのが安全と言われています。
日本株の決算は3月または12月の企業が多く、この時期に決算を迎える高配当株や優待株を仕込むのであれば、今回の暴落はチャンスともとれます。
そこで今回はより決算の近い12月決算企業のうち、高配当株・優待株として個人的に狙ってみたい銘柄をまとめてみようと思います。
目次
12月決算の高配当株・優待株
日本は4月-3月を会計年度としている企業が最も多いですが、近年12月決算に移行している企業もちらほらと見受けられます。
1-12月を1年とするのがグローバル的にも一般的なので、海外投資家を意識している姿勢なのでしょうかね、グローバルに活躍している企業も多いです。
そんな中から12月に権利確定となる高配当株・優待株として個人的に狙っているものを書いてみようと思います。どれも有名どころばかりですが、配当を目的とするならこのような安心感のある企業を買うのがいいかなと思っています。
増配継続中のキヤノン(7751)
よく間違えやすいですが、「キャノン」ではなく「キヤノン」なんですね。
日本人なら誰もが知っている、カメラを中心とした精密機械メーカーです。
キヤノンは高配当銘柄の代表格とも言っていい銘柄で、2018/10/12時点の株価での予想配当利回りは4.58%と非常に高いものとなっています。
キヤノンについての特筆すべき点は、1988年以降30年間、一度も減配をしたことがないという点です。
アメリカの高配当株では50年以上増配を継続した企業がごろごろありますが、日本株でここまで株主還元に積極的な企業は珍しいかなと思います。
日本のバブル崩壊やリーマンショックを経ても配当を維持してきているのは頼もしい限りです。
現在の予想配当が160円となっており、株価が3,200円で配当利回りが5%となるので、このあたりの株価が意識されそうな感じです。
タイヤ世界一のブリヂストン (5108)
世界一の安心感は半端ないですw
タイヤということで、世界中の自動車メーカーが潜在的な顧客となっており、自動車市場が拡大し続ける限りその恩恵を受けることが予想できます。
自動車業界では現在は自動運転が話題ですが、例え自動運転が主流となっても高品質なタイヤは欠かせないですからね。
そんなブリヂストンの2018/10/12時点での予想配当利回りは3.79%とこちらもなかなかの配当水準です。
リーマンショック以降の2009年から9年連続して増配継続中です。
タイヤメーカーということで世界の景気変動をもろに受ける可能性が高く、調整局面では下落する恐れがありますが、こちらも注目しています。
高配当+優待も優れているJT (2914)
タバコ製造企業ということで半国営企業の日本たばこ産業(JT)も代表的な高配当株です。
タバコ銘柄といえば、高配当企業として世界的な投資対象となっており、インカムゲインを目的とした投資戦略には欠かせないセクターの1つです。
JTの2018/10/12時点での予想配当利回りは5.23%と5%を超える高水準となっています。
またJTは株主優待として、100株で1,000円相当の自社および自社グループ製品(食品など)を用意しているなど、優待株としても優れた企業になっています。
今年に入ってから株価は下がり続けていますが、配当利回り5%を超えるのはかなり魅力的な投資先に思われます。
優待株の代表格 すかいらーく (3197)
株主優待を目的とした投資戦略もあるくらい日本独自の文化の株主優待制度ですが、すかいらーくは株主優待が魅力的な外食株ですね。
自分も以前保有していて、6月に上がったタイミングで1回手放してしましました (しかもその後株価上がった・・・)
株主優待株にありがちなのが、優待がある故に企業本来の実力よりも株価が高くなっているという現象ですが、すかいらーくについては利益率も比較的高く、PER 20倍程度と割高感が低い点も安心材料となっています。
2018/10/12時点での予想配当利回りは2.25%と配当も比較的高いです。
これに加えて100株あたり3,000円の食事券が年2回株主優待として手に入るため、優待も加味した利回りはかなりの高水準となっています。
優待乞食にはたまらないですねw
まとめ
なかなかの株価暴落っぷりを見て、今後の購入銘柄について考えてみましたが、高配当株・優待株はこのような株価下落時にも配当利回り・優待利回りという観点で冷静に投資位置を判断できるのが優位点かと思います。
今回の株価暴落がここで止まるのかわかりませんが、タイミングを見てこれら銘柄を仕込んでいきたいですね。