外資系の有名ホテルチェーンではそれぞれ独自の会員プログラムを設けており、ホテルの宿泊実績に応じてポイントが付与され、ポイントを利用してホテルに無料もしくは割引で宿泊できたり、他社のポイントプログラムに交換することができます。
ちょうど航空会社のマイレージと同じような仕組みで、ホテル会員にもランクがあり、ランクに応じてホテル宿泊優待が変わるほか、獲得できるポイントにボーナスがつくなど、同一ホテルを利用するほどお得になる仕組みです。
ホテルの会員資格やポイントは有効活用するとお得に快適なホテルライフを楽しめるので、旅行が好きな人は上手く活用していきたいところです。
今回は2018年にSPGとマリオットが統合して新たに会員プログラムが開始した新マリオットについてまとめてみます。
目次
マリオットのポイントプログラム
2018年8月にウェスティン、シェラトンで知られるSPGとマリオット、リッツ・カールトンで知られるマリオットが統合し、新たなマリオットグループとなりました。
マリオットの会員プログラム名はMarriott Rewardsと言う名前で、概要は下記の通り
- 1USD利用あたり10ポイント獲得
- 有効期限はポイント獲得or利用から24ヶ月
24ヶ月に1回でも獲得or利用すれば良いので、実質有効期限無期限で利用することができます。
マリオットの上級会員制度
マリオットでは宿泊実績に応じた上級会員制度が設けられており、エリート資格と呼ばれています。
エリート資格の獲得条件は下記の通り
- シルバーエリート:10-24泊/年
- ゴールドエリート:25-49泊/年
- プラチナエリート:50-74泊/年
- プラチナプレミアエリート:75-99泊/年
- プラチナプレミアエリート アンバサダー:100泊/年以上 + 対象となる利用金額2万USD
最高位のプラチナプレミアエリート アンバサダーは1年の約1/3をマリオットで過ごすことになりますねw
アメックスプラチナやSPGアメックスではクレジットカードの保有のみでゴールドエリート資格が付帯されます。
2018年8月に開始した新プログラムのエリート資格別の主な特典は下表の通り
エリート資格 | ポイント ボーナス |
レイトチェックアウト | ウェルカム ギフト |
ラウンジ アクセス |
アップグレード |
シルバー エリート |
10% | ○ | |||
ゴールド エリート |
25% | ○
(14:00まで) |
ポイント | ○ | |
プラチナ エリート |
50% | ○
(16:00まで) |
ポイント
朝食 アメニティ |
○ | ○
(スイート含む) |
プラチナ プレミア エリート |
75% | ○
(16:00まで) |
ポイント
朝食 アメニティ |
○ | ○
(スイート含む) |
プラチナ プレミア エリート アンバサダー |
75% | ○
(16:00まで) |
ポイント
朝食 アメニティ |
○ | ○
(スイート含む) |
この表で見るとプラチナエリート以降がかなりの高待遇なので、特典しょぼく見えますw 無料で付帯するので文句言えないですが
マリオットのポイントの貯め方
ホテル利用で貯める
マリオットのポイントの貯め方として基本となるのはホテルでの利用になります。
前述の通り、1USDあたり10ポイントで、日本円換算すると、だいたい10%還元ですね。
マリオットのポイントは1ポイント=0.5~1円相当の価値があると言われており、そう考えるとかなりの高還元です。
注意点として、エクスペディア等、マリオットの公式サイト以外からの予約についてはマリオットのポイント付与の対象外となるので、予約時は公式サイトからの予約が必要です。
また、マリオット公式サイトはモッピーはじめ各種ポイントサイトも利用可能なので、2重にポイント獲得が可能です。
ポイントを購入する
マリオットのポイントを直接購入することも可能です。
統合前の旧SPGでは、年に数回ポイントの35% offセールを実施していましたが、新プログラムになってからはまだセールは実施させていません。
そのうち開催されるのではないかなと心待ちにしているところです。
マリオットのポイントの使い道
マリオットのポイントは使い勝手の良さが特徴になっており、特にマイルへの交換効率においては他を圧倒する還元率の良さを誇ります。
マイルへの交換
マイルへの交換では、JALやANAなど日系航空会社をはじめとして世界の約40の航空会社のマイルへと交換可能です。
マイルの交換レートは3ポイント=1マイルですが、60,000ポイントごとに15,000ポイントがボーナスされる仕組みとなっており、60,000ポイント交換時には20,000+5,000=25,000マイルを獲得することができます。
ホテルの無料宿泊
ポイントはホテルの無料宿泊に利用することができます。
無料宿泊に必要となるポイントはホテルのカテゴリーと繁忙期を考慮したシーズンにより下表のようになっています。
ホテルカテゴリー | オフピーク | レギュラー | ピーク |
1 | 5,000 | 7,500 | 10,000 |
2 | 10,000 | 12,500 | 15,000 |
3 | 15,000 | 17,500 | 20,000 |
4 | 20,000 | 25,000 | 30,000 |
5 | 30,000 | 35,000 | 40,000 |
6 | 40,000 | 50,000 | 60,000 |
7 | 50,000 | 60,000 | 70,000 |
8 (2019年から) | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
カテゴリー6は日本だとウェスティン東京やシェラトン都ホテル東京が該当するみたいですね。
マリオットの予約画面ではホテルカテゴリーと必要ポイント数、通常購入での宿泊料金が併記されるので、それらを参考にポイント利用を考えることができます。
まとめ
現在自分はマリオットのポイントを5万ポイント強保有していますが、どう使おうか検討中です。
6万まで貯めてマイルに交換してしまうのも良いですが、マイル獲得手段は他にもいくつかあるのでもう少し貯めてカテゴリー7, 8のホテルの無料宿泊に当てるのもいいかもしれません。