FOMCが利下げにやや慎重な姿勢を示した上に、トランプ大統領が中国に対する追加関税を発表するなどして、世界的な株安となっています。
このところ米国株は高値圏にあってなかなか手出しできなかったのですが、これを機会に少しづつ米国株購入を進めたいなと思っています。
どの銘柄を買うか見定めるのもいいですが、手堅くいくならインデックス投資が良いのかなと思い、前から購入しようと思っていたS&P500指数に連動したETFを購入することにしました。
S&P500指数ETFはSPY, IVV, VOOの3つがありますが、自分はIVVを選択。概要をまとめてみようと思います。
目次
S&P500ETF IVVに投資
いよいよ米国株投資の王道とも言われるS&P500指数ETFに投資しました。
個別株など散々売買しましたが、ダウやS&P500といった指数の堅調さを見るとポートフォリオの中核はインデックス系の資産にすべきなのかなと感じてきており、これから少しづつ積み立てていこうかと思っています。
S&P500ETFの3商品SPY, IVV, VOOの比較
S&P500に連動するETFとして主要なものはSPY, IVV, VOOの3つがあります。
それぞれの概要は下表の通り (2019年8月時点)
銘柄 | 運営会社 | 純資産 | 経費率 | 分配金利回り |
SPY | ステートストリート | 約2,700億ドル | 0.09% | 1.80% |
IVV | ブラックロック | 約2,500億ドル | 0.04% | 1.97% |
VOO | バンガード | 約1,150億ドル | 0.03% | 1.93% |
SPYは最も歴史あるETFで純資産額も多い点で安心感はありますが、経費率の高さがネックです・・・あえてこちらを選ぶ必要性は低いかと思うので多くの人はブラックロックのIVVかバンガードのVOOを選ぶことになるのかなと思います。
純資産額的にIVVのほうが高いですが、バンガードでも十分な額があると思うのでどちらの会社が好きかで選ぶ程度でいいのかなと思っていますw
自分はバンガードのETFをすでに2つ(VYMとVHT)保有しているので、運営会社分散の点からブラックロックのIVVを選択しました。
IVVの構成銘柄
IVVの構成銘柄は当然ながらS&P500の構成銘柄と同様となっています。
アメリカを代表する優良大企業で構成され、これ1本の投資でこれら企業に分散投資できる点からS&P500の積み立ての優位性にも納得がいきます。
Morning Starでセクター比率と構成銘柄Top10を見て見ると下記の通りです。
セクター比率
11のセクターに分けた際の構成比率は下表の通り (2019年8月時点)
Cyclical, Sensitiveの割合が高く、景気変動の影響を強く受けるETFであると言えます。
Technologyが最も構成比率の高いセクターとなっていますね。
セクター | 構成比率 | |
Cyclical | Basic Materials | 2.41% |
Consumer Cyclical | 12.04% | |
Financial Services | 15.88% | |
Real Estate | 2.71% | |
Sensitive | Communication Services | 3.56% |
Energy | 4.81% | |
Industrials | 10.08% | |
Technology | 23.64% | |
Difensive | Consumer Defensive | 7.78% |
Healthcare | 13.78% | |
Utilities | 3.32% |
構成銘柄Top 10
IVVの構成銘柄Top10は下表の通り (2019年8月時点)
今をときめくアメリカを代表するIT企業がずらりと並んでいます。無配企業が多く、株価も高い値嵩株が多いことからETFでの購入で少額分散投資できるのはありがたいです。
銘柄名 | 構成比率 |
Microsoft Corp (MSFT) | 4.30% |
Apple Inc (AAPL) | 3.70% |
Amazon.com Inc (AMZN) | 3.12% |
Facebook Inc A (FB) | 1.88% |
Berkshire Hathaway Inc B (BRK. B) | 1.59% |
Alphabet Inc Class C (GOOG) | 1.51% |
JPMorgan Chase & Co (JPM) | 1.49% |
Alphabet Inc A (GOOGL) | 1.47% |
Johnson & Johnson (JNJ) | 1.41% |
Visa Inc Class A (V) | 1.27% |
まとめ
アメリカの優良大企業に少額から分散投資できるS&P500連動ETFについてまとめました。
最後に書いた構成銘柄Top10を見てもポートフォリオの中核に据えるのには適した銘柄と言えそうです。
今月は株価は軟調になるかと思うので多めに購入していき、その後も一定額をちまちまと積み立てていくような投資ができるといいのかなと思っています。