ANAでは1年間の搭乗実績により上級会員制度を設けており、各ステータスに応じた特典を受けることができます。
上級会員 (ブロンズ以上またはSFCホルダー)を対象に前年のプレミアムポイント(PP)に基づきアップグレードポイントというものが付与され、ANAの各種サービスに利用可能です。
名前の通り座席のアップグレードが当初意図された使われ方かと思いますが、使い勝手の良さでいうとスカイコインへの交換がおすすめです。
目次
ANAアップグレードポイント概要
ANAアップグレードポイントとは、ANAの上級会員を対象に前年の1-12月に獲得したプレミアムポイントに応じて付与されるポイントのことで、マイル等とは別のポイント制度です。
例年2月にその年の分のポイントが付与され、有効期限は翌年3/31までとなっています。
獲得したプレミアムポイントごとのアップグレードポイント数は下記のグラフの通り
PPはANAグループでの獲得分に限定されるためタイ国際航空やシンガポール航空など、スターアライアンスの別航空会社のものは対象外です。
ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズステータスを達成し、SFCを保有している場合には+4ポイントが付与されます。
SFC修行を全便ANAで行いプラチナ会員となった場合、翌年は20+4=24ポイント獲得できることになります。
またSFC獲得後は年に1回でもANA便に乗るだけで4ポイント獲得することができます。これが地味に嬉しい。
アップグレードポイントの使い道
アップグレードポイントの使い道は下記3つです
- 座席のアップグレード
- ラウンジの利用
- スカイコインへの交換
座席アップグレードは予約クラスに注意が必要
座席アップグレードは魅力的ですが、利用にはアップグレード可能な予約が必要となります。
そのためエコノミークラスで最も安いクラスの航空券についてはアップグレードは不可能です。
おそらく狙い目はプレミアムエコノミークラスを予約してビジネスクラスへアップグレードさせるあたりかな。
目的地とクラス別の必要ポイント数は下記の通り
ラウンジ利用はSFCホルダーには不要?
ラウンジ利用についてはSFCの特典で保有者と同伴者1名までは無料でラウンジに入室できるため、2名で旅行する際には利用用途はなさそうです。
3名以上での旅行の際にもう1名追加でラウンジに入室させたい、というシーンでの利用となるのでしょうか?
有効期限切れ前に忘れずスカイコインに交換を
アップグレードポイントの有効期限は付与された翌年の3/31までです。
期限が切れてしまうとポイントは失効となってしまうので、それまでに何らかの形で使い切る必要があります。
そのための救済措置として有用なのがANAスカイコインへの交換になります。
毎年キャンペーンという形であたかもその年限りの限定のような書かれ方をしていますが、基本的に毎年スカイコインへの交換は可能となっています。
1アップグレードポイント = 1,000ANAスカイコインのレートで交換することができ、スカイコインはANAの航空券購入の際に1円相当の価値で使用することができます。
SFCホルダーであれば、年に1回でも有償でANA便に乗れば最低4アップグレードポイントは付与されるため、毎年4,000スカイコインは保証されている状態となります。地味にうれしい。
特に座席アップグレードしたいという要望がない方にはスカイコインに交換して航空券代金を浮かせるのはおすすめです。
まとめ
ANAの上級会員が受けられる特典として、アップグレードポイントを紹介しました。
SFCは取得までが大変ですが、一度取得するとクレジットカードの年会費を支払い続ける限り、様々な特典が受けられ飛行機での移動がお得で快適になるので、旅行好きな人には非常におすすめです。
(SFCについてはこちらの記事でも書いています)
今年はどれくらい旅行に行けるかな・・・